ファスティングは即効性の他にもメリットがある
いきなり汚い話になりますが、昨日、白っぽい便がたくさん出た。
病気かと思いネットで調べてみると、どうやら消化不良で胆汁が少ないと便が黒くなれないらしい。
はい、週末食べ過ぎました。ケーキや肉をけっこう食べちゃいました。
でも今朝の体重は51.9kg。
目を疑った。+1kgは確実と思ったのに、0.2kgしか増えていない。
体がリセットされて代謝がアップする、ってよく言うけど、食べたものをしっかり排出する機能が高まったという実感がある。便の形状だとか、水をたくさん飲めるようになったとか、食べたいものが変わった(肉より野菜)とか。
体がニュートラルな状態というのかな…それまでの暴飲暴食で鈍っていた内臓が元気になって、消化吸収を妨げるものがなくなったというか。
当初はファスティングに対してかなりストイックなイメージを持っていた。
何も食べないということはひたすら空腹に耐えることで、気力で乗り切るもの。そうして短期間で大幅な減量が可能になると単純に信じていた。
あとはやや宗教的でスピリチュアルな印象もあり、あまり深入りしたくないなと思っていた。
実際に終えてみると、ファスティングは健康のためのものだというのが実感としてある。
準備食のあいだは、早く本断食に移行したい、好きじゃないものを中途半端に食べているのがもどかしい、という気持ちに支配されていた。
本断食中は、とにかく元気だった。酵素を定期的に摂っていれば空腹感はあまり感じなくて済むし、覚悟していた脱力感やめまいやふらつきとも無縁。何も食べていないのに普段と変わらず動けるのが不思議でしょうがなかった。
回復食は慎重にやった。(なぜなら5年ほど前に有名な本をたよりにすまし汁で2日間の断食をし、回復食でめかぶを食べたら嘔吐と腸が激痛に襲われ、白血球?の数値が上がり病院送りになったから。しかも糖質を摂っていないため常にフラフラだった)でも最初の2日はきつかった。断食中にはなかったフラフラ倦怠感で横にならざるを得ず。3日目からフルーツを摂ると急に元気になり、本来4日間のはずが5日に延ばし、無事にすんだだけでなく0.5kgさらに減量。
楽なダイエット、とは決して言えないけれど、耐え続けるものではないと。
肉も魚もチーズもだめだなんてとても厳しいと思っても、体がすぐ慣れるし、野菜だけの食事も十分美味しくてありがたい。
そしてファスティングが終わったら、私は肉を食べたいとあまり思わなくなった。
せっかくスッキリした体に悪いものを入れたくないという気持ちと、まだ減量の余地があるからリバウンドしたくないという気持ちが半分ずつ。
365日がぶがぶ飲んでいたビールを欲しなくなったのにも驚き。
今後は外食のときだけ飲もうかな。
そんなわけで、ファスティングのメリットはただ短期間で大幅減量できるだけではない。
少々大げさにいうと、何も食べなければ自分を変えることができる。
ファスティングが明けたこの週末、家族で近場へ出かけたりして結局は予定外に食べてしまったのだけれど、胃がとても小さくなっているから、少し食べただけで満腹になってしまう。
そういう意味では、ファスティングが終わってしばらくは誰かと外食はおすすめしない。
他人から見れば、すごく小食とか、体調が悪くてあまり食べられない人みたいで心配をかけてしまいそうだし、そもそも完食できず残してしまうので心から楽しめない。
私は家族と食事に行ったので、子供(4歳)にほとんど食べてもらうことができ、久しぶりに優雅な雰囲気を味わえて楽しかった。それでも、スコーンを半分かじっただけで、胃が重く感じてしまった。